皆さんは子どもの頃、どんな職業につきたいと思っていましたか?野球選手、電車の運転士、キャビンアテンダント…。時代が変わった今、子どもたちはどんな職業に憧れているのでしょうか。ここでは子供たちがなりたい職業と親が願う、子供に就いてほしい職業のギャップを考えてみました。

子どもがなりたい職業ランキング

まずは子どもたちがなりたい!と憧れている職業から見ていきましょう。

男の子がなりたい職業ランキング

・1位:スポーツ選手
・2位:警察官
・3位:運転士、運転手
・4位:消防・レスキュー隊
・5位:TV・アニメキャラクター
・6位:研究者
・7位:ケーキ屋、パン屋
・8位:医師
・9位:大工・職人
・10位:パイロット

堂々1位はスポーツ選手。かつてはスポーツ選手=野球選手という印象でしたが、現在では全体の6割近くが「サッカー選手」を希望しており、「野球選手」は18%程度にとどまっています。テニスの錦織圭選手の活躍など、これまで注目度が低かったスポーツにスポットが当たる機会が増えていることも影響しているのかもしれません。

また、10位以下では「ゲーム関係」の仕事につきたいという声が増えていることや、わずかながら「ユーチューバー」になりたいという声もあがっているなど、新しい傾向も見てとれます。

女の子がなりたい職業ランキング

・1位:ケーキ屋・パン屋
・2位:芸能人・歌手・モデル
・3位:看護師
・4位:花屋
・5位:教員
・6位:医師
・7位:保育士
・8位:警察官
・9位:アイスクリーム屋
・10位:TV・アニメキャラクター

激務で知られるパン屋さんとケーキ屋さんが1位。ただし、その内訳は「ケーキ屋、パティシエ」が約85%となっています。2位に芸能人、モデルが入っているのはAKBや欅坂46など大所帯のアイドルグループの人気が高いことや、読者モデルから芸能人になる女性が増えていることから「自分もなれるかも?」と考える女の子が多いのかもしれませんね。

親が願う、子ども就いてほしい職業ランキング

では、親が望む子どもの職業についてみていきましょう。

・1位:公務員
・2位:医師
・3位:会社員、看護師
・5位:薬剤師
・6位:医療関係
・7位:教師、研究者
・9位:福祉関係
・10位:保育士

5位までの中の3つが医療関係という結果に。また、広義の医療関係が6位に、9位にも福祉関係が入っていることから、高齢化が進む日本において、医療や福祉系の仕事につけば将来が安定しているという親の展望が含まれていることが分かります。

子どもが憧れる職業は「一目見て、仕事の内容がわかるような華やかな面がある職業」、親が望む職業は「安定している仕事」。こんな違いがあるのはいつの時代でも同じなのかもしれません。

親が子どもにさせたくない仕事とは?

子どもには自分が望む道を進ませたい。そう思っていても、できればこういう仕事はやめてほしい…と願う職業があるのも親の正直な気持ち。では、今の時代、親が「子どにさせたくない」と思う職業にはどんなものがあるのでしょうか。

・水商売、風俗、ギャンブル、やくざ、テキヤなど
イメージが悪いこと、体に悪そうなこと、違法またはスレスレの商売などが挙げられています。また、詐欺師や詐欺まがいのセールスなども。

・消防士やレスキュー隊
男の子のなりたい職業4位の消防隊員やレスキュー隊員。ときに自らの命をなげうってまで救助にあたる仕事でもあり、いつも危険と隣り合わせ。いつ命を落としてもおかしくないような仕事は人に誇れる尊い仕事であっても避けてほしいというのが親心です。

・ボクサーやプロ格闘技の選手
こちらも体を酷使する職業。ときには命を落としたり、他人の命を奪ってしまう可能性もあるため子供にはやらせたくないという声が多いようです。

・消費者金融
イメージの悪さが先行しています。反社会勢力とのつながりを心配する声も。実店舗で接客する場合も危険が伴うのでは?という声もありました。

おわりに

子どもはパッと人目を引くような職業に憧れがち。親としては「大丈夫なの?」と心配したくなるものです。ただし、子どもについてほしくない職業のアンケートで「させたくない職業はない。どの職業も仕事であり、子供が選んだ仕事なら、それでいい」という声が複数あがっていたのも印象的でした。

親としてできるのは子どもの可能性と視野を広げてあげること。ロングセラー書籍ですが、村上龍さんの「新13歳のハローワーク」のような本を示して、子どもの選択肢を少しでも増やしてあげることが親にできるサポートの第一歩と言えるのではないでしょうか。