気まずくないの?出戻り入社の実態とは?

気まずくないの?出戻り入社の実態とは?

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最近、転職サイトなどでよく見かける「出戻り入社」「出戻り転職」という言葉。最近、かつて在籍していた会社にもう一度、入社する出戻りが増えているそうです。「え?そんなの気まずくないの?」と感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは今増えている、出戻り入社とはどんなものなのか、お話していきます。

35歳以上のミドル転職者の10%が出戻り経験アリ!

エン・ジャパン株式会社が運営する35歳以上の転職者を対象にしたサイト「ミドルの転職」で行った調査によると「一度、退職した職場に出戻り入社したことがある」と答えた人は10%。一度、退職した社員を再雇用したことがある企業は67%にのぼりました。出戻り入社のきっかけは「前職の社長・役員・上司からアプローチ」が7割近く。

この数値から考えられるのは、以下の3つのポイントです。

  • 35歳以上のミドル世代の出戻り入社数は少ない=若い世代が多い
  • 社長や役員クラスから直接声がかかるということは、中小企業やベンチャー企業であるか、あるいは外資系、元ベンチャーで大企業に発展したケースが多い
  • 人材の価値を重視し、大切にする企業が増えている

社長や役員クラスが一度、退職し優秀な人材に声をかけるということは、その会社が風通しのいい新しい考えを
持つ企業であるということが考えられます。年功序列が残っているような古い日本の企業やお役所(あるいは半
官半民と揶揄されるような企業)では、一度退職した人間に門扉が開かれることは現在でも、まずないでしょう。

筆者は以前、同業他社のほとんどが外資系であるメーカーの人事部に勤めていましたが、専門的な職種の優秀な
人材はその業界内の企業を渡り歩くことが多く、いったん退職した人をヘッドハンティングのようか形で呼び戻
したりすることは珍しくありませんでした。

外資系だったためか、優秀な人であれば、出戻りであろうと偏見の目で見られることはありませんでした。また
即戦力重視の転職入社社員が多い会社だったので、出戻りしてきた社員が以前に働いていた時のことを知って
いる社員があまりいないということも、出戻りしやすい環境だったのかもしれません。

出戻り入社は「円満退社」「優秀な人材」が条件

インターネット関連の企業は転職してさらに力をつけた人を喜んで迎え入れるという風土が元からあるようで
す。例えばインターネット関連の事業を行うCROOZ(株)は一度、退職した社員が戻ってこられる「CROOZ号
乗船往復チケット」という復職制度が設けられています。ただし、これは社内で活躍した実績のある社員が対象
で、どんな辞め方をしても無条件で戻ってこられるという意味ではない様子。出戻りが受け入れられるのは、円
満に会社を辞めていること、優秀な人材であることが条件となります。

女性の「出戻り」を歓迎する復職制度

出産や育児のために退職した女性の復帰を歓迎する企業も増えています。江崎グリコでは結婚や育児、転職など
の理由で一度退職しても、もう一度正社員として雇用する「カムバック制度」があります。出産やご主人の転勤
などで泣く泣く仕事をやめなければならない女性が多いなか、ダイバーシティの一環として復職制度を取り入れ
ていく企業が今、増えています。こうした制度は働く女性の後押しをしてくれそうですね。

出戻り社員を迎える会社のメリット

以前、勤めていた社員を再雇用するには企業側にもメリットがあります。まず、即戦力として働いてもらえるこ
と。会社のしくみや慣習を一から教える必要もありません。その社員の人間性も分かっているので、リスクも少
ないと言えます。また、同業他社を経験してきた場合、その人が習得した新しいノウハウを会社に取り入れるこ
とができるのです。

出戻りするときに、意識したいこと

会社が復職制度を設けていたとしても、出戻り社員が現場に受け入れられるかどうかは、本人次第。以前よりも
会社に貢献するといった心づもりでかつ謙虚な態度で臨まなければ周りから反感を買う可能性もあります。また
以前退職したときに、なにか不満な点があって辞めた場合、しばらくしてから同じ理由で辞めたくなる可能性も
ゼロではありません。 出戻りを考えるときはこうした点も忘れずに!

おわりに

いかがでしたか?
昔の日本企業では考えられなかった出戻り転職。即戦力を求める企業が増えているのと同時に、優秀かつコミュニケーション能力の高い人が少なくなっているのかもしれません。転職するときに会社から「いつでも戻ってきて」と言われるような人材を目指したいですね。

・執筆: jobFeed編集部

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